2020/07/01 21:00
今週末は独立記念日。
コロナの影響でボストンで行われる大きなイベントのほとんどが今年いっぱい中止なので、
チャールズリバー沿いで行われるボストンポップスの独立記念日のコンサートも花火も中止です。
Boston Popsの1812 Overtureの曲、そして曲の途中、本物の大砲が空砲で発射され、
チャールズリバーに花火がドカーン。「夏が来たー!」と感じるのに、今年はそれが聞けないのが残念です。
(ボストンポップスは各演奏者が録画した動画を組み合わせたリモート演奏となるそうです)
夏の間1ヶ月だけクラスを再開を決めたので、私のStay at home生活にも終わりが見えてきました。
おこもり生活期間中に作り始めたバスケットを、今、猛烈なスピードで仕上げをしています。
今日出来立てホヤホヤなのは、錨がニードルポイントで刺繍されたハンドルを使った作品。
昨年の夏に作ったバスケットが大変好評で、その第二段として作りました。
今回はバスケットは同じ形の7インチカクテルでも、スカートの形を変えて、木の蓋をつけて、しかもWハンドル!
本当はハンドルを変えるだけで、オープンバスケットで、スカートの形は波形、1本ハンドルのはずが、
作っている途中で一転二転して、最終的には当初とは全く違うバスケットになりました。
まず変更したのは、ハンドルを1本から2本にしました。
実はこのハンドルは、元々はサングラスストラップなので、1本使いには少し短い。
つかむ(つまむ)ぐらいの長さはあっても、肩にかけるには、別にストラップが必要になります。
この長さに関しては去年の夏のバスケットですでに経験済み。
今回は手元に同じ柄が2本あったので、ハンドルの付け方を変えてWにするのはどうだろうかと考えてみる。
付けてみたら、チェリーと色が合っていて、「悪くないかも」。
次に、スカートのデザインを変えました。
去年の夏のバスケットは、ハンドルにナンタケット島のハーバーが刺繍されているので、スカートを波の形にデザインしました。
今回は、ハンドルに錨のデザインが入っているから、スカートにもポイントがある波型に決定。
以前に他のバスケットで同じデザインのスカートを作ったことがあるので、ポイントが前後の正面に来るように7インチ用合わせて作りました。
そして、去年はオープンバスケットでしたが、今回は木の蓋をつけました。
内袋を作ることも考えたけれども、ハンドルに柄があったり、スカートの柄が凝ったデザインなので、あえて木の蓋をつけてシンプルにしました。
通常、木の蓋に使う革の前の留め金を使いますが、それをやめて、磁石を埋め込むことに挑戦。スッキリした見た目になりました。
最後まで迷ったのが、ハンドルの留め金。
普通の白い留め金にしようと思ったけれども、仮止めの時点でハンドルの真鍮の釘が気になったので、星デザインの留め金にしました。
ハンドルの色、星の留め金など、何となくアメリカの国旗を想像させ、「4th of July(アメリカ独立記念日)」っぽくてタイムリーなバスケット。
オーセンティックなナンタケットバスケット が好きな私ですが、一つぐらいこれぐらい遊んだバスケットを持っていていいかもしれませんね。
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