お教室が夏休みに入り、もうすぐ１ヶ月になります。

お休みモードになってしまい、ブログがすっかりご無沙汰になってしまいました。

この１ヶ月、自分用のバスケットやオーダー品の製作をしたり、

ナンタケット島へ泊まりに行ったりと、ゆっくりと過ごしていました。

書きたいことは色々あるのですが、まずはオーダー品からご紹介です。

先日、オンラインショップからご注文いただきましたペンダントヘッド ２個を作りました。

今回は、メイプルと黒檀の白・黒コンピを作り、色違いのペンダントヘッド は一緒につけても可愛いです。

このペンダントヘッド のように小さいバスケットは、根気のいる作業が編み始める前の準備からあります。

小さいバスケットの縦軸が細くなれば細くなるほど、横の糸用に使うケーンも、はさみで細く切って調整します。

ケーンに一旦はさみをいれたら、休むことなく、一気に切ります。

切る作業を休んだり、ためらうと、太さが一定にならないから、刃先とケーンに集中。

１本の長さが１m以上ですから、切っている最中に手がつりそうになります。

綺麗にケーンが等分に切れたときは、充実感と嬉しさがこみ上げてきます。

編み始めも気を使いますが、編み終わった後も細かい調整が続きます。

ペンダントヘッド の型は、他のバスケットの型が木製でできているのと違い、アクリル（プラスチック？）でできています。

アクリルで作られた型は成形後に縮むので、型の直径が正確でないことがあります。

ペンダントヘッド 用に３、４個持っていますが、一つ一つ微妙に大きさが違い、

その中でも15年前に買った古い型が一番優秀なので、いつもこの型を使っています。

けれども、不思議なことに、同じ型で作っても、リム（枠）をつけるとやや形が変わってしまいます。

特に、黒檀は木の性質からやや大きめに溝を掘られているリムが届くことが多く、

編みあがったバスケットと合わないこともあるので、編みなおしたりすることが少なくありません。

今まで何十個と作ってきたペンダントヘッド ですが、毎度編み終わった後に調整するのに時間がかかります。

いくつかの難所を越えて、ペンダントヘッド は完成後、記録のために写真を撮影してから、お客様の元へ発送します。

オンラインショップで販売しているペンダントヘッド は、好評をいただいており嬉しいです。

バスケットにつけても、チェーンに通してアクセサリーでつけても可愛い商品です。

オリンピックが始まると配送に遅延が起こると思い、今回は早めの納品ができました。

有難うございました。