2019/06/11 10:26
6月に入ったので、バスケットスタジオの棚のバスケットを入れ替えました。
6月と言えば、紫陽花。
ナンタケット島をイメージすると、紫陽花とバラをあげる人が多いと思います。
今月は、お花をテーマに揃えてみました。
5インチラウンド蓋つき・バラ(2004年)
このバスケットを作ったのは2004年。
蓋もボトムも木のステーブで作った初めてのバスケットで、私がバスケットを習い始めて10個未満しか作ったことがない時の作品です。
なかなか落ち着いたいい色になっていますが、色が濃く見えるのは元々の素材の木の色のせいかもしれません。
紫檀に似た、コカボラの色と模様が気に入って蓋のベースに使い、
他はすべてチェリーで作り、ハンドルにはチェリーにコカボラの木を張り合わせた豪華版です。
飾りは、大きく花開いたバラをたっぷりの象牙でカービングしたもの。
象牙の色が真っ白ではなく、少しベージュがかった乳白色なのが上品で、今にもバラの香りが漂ってきそうです!
5インチラウンド蓋つき・白蝶貝
私が一番好きなバスケット。
素材はすべてオークで揃えて、伝統的なバスケットを意識して作りました。
何と言っても、このバスケットのチャームポイントは白蝶貝のお花の飾り。
以前のブログでも紹介しましたが、サイズ、色、デザインがこのバスケットにぴったり。
このバスケットを持ってお出かけはほとんどないけれども、いつも見えるところに飾っています。
10インチトート蓋つき・2輪のバラ (2014年)
私には珍しい大きなバスケットの蓋つきで、黒・白という大人な雰囲気のバスケット。
黒檀を蓋のベースに、ボトムのベースはオーク、縦軸にオークの木、ハンドルは黒檀とオークの組み合わせです。
海モチーフ以外で大きいスペースに合う飾り選びはなかなか難しかったのですが、前にオーダーで作ったお客様のマーキスパースにつけた飾りと同じものをつけました。
お花の向きに色々ありましたが、この向きで落ち着きました。
バッグはミニマルな私なので、このバスケットの出番はなかなかないのですが、今年はたくさん使おうと思っています。
3インチラウンドピンクッション・紫陽花(2010年)
以前のブログで紹介した、金沢に住む刺繍家の高知子さんに作ってもらったピンクッションにぴったり合わせて作った3インチラウンド。
可愛い過ぎて、とても、とても、針なんてさせません。
NFオリジナルバスケット・Wave(2010年)
SAKURAバスケットを作る前に、作ったオリジナルのバスケット、Star tray。
材料屋さんに売っていない、自分で考えて作った、私だけのオンリーワン・オリジナルバスケットの型。
スター(Star)と名前が付いていますが、Waveとも言っています。
バスケットの表面には波のような模様編みがバスケットの枠のウェーブに合わせて入っています。
カレンダーに合わせて、ディスプレイの交換を始めたのですが、1ヶ月って早い!
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今回のブログで紹介したバスケットのオーダーを承っています。
バスケットに関するお問い合わせは、
HPのお問い合わせフォームまたはnf@mawberries.comまでご連絡ください。
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■Nantucket FirelightのMikikoの作品が、ナンタケット島のバスケット美術館にて展示されます。
「Innovations in Nantucket Basketry: José Reyes and Beyond」
期間:2019年5月17日(金)~ 10月19日(土)10:00~16:30
場所:Nantucket Lightship Basket Museum (米国MA州ナンタケット島)
休館日:日曜日、月曜日
https://www.nantucketlightshipbasketmuseum.org
出品作品に関するお問い合わせは、HPのお問い合わせフォームまたはnf@mawberries.comまでご連絡ください。
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