2022/08/09 04:02


夏休みに入ってから、オーダー品や試作品を中心に作っています。

HPのトップページのお知らせやインスタに掲載しましたが、

アメリカのNational Basketry Organizationが主催のEvery1という展示会に作品が選ばれました。

選ばれた作品はNantucket Firelightのオリジナルで、この春から制作を進めていました。

色々と苦労があったのですが、今回選ばれたことで今までの努力が報われた気分でとても嬉しいです。

この制作秘話は、また今後のブログに詳しく書きます。

作品は、12月31日までオンライン上で展示されています。

リンクはトップページのお知らせからどうぞ。


さて、その展示会への応募準備する中、教室が夏休みということもあり、

在庫にあった3インチ用のリムとカバーを使ってサンプルを作りました。


今回使ったリムとカバーは初心者が作るバスケットにもよく使われています。

けれども、カポっとはめるリムは、仕上げが簡単ですが、

時々、届いたリムの溝が大きくてバスケットがはまらなかったり、

その反対でリムの溝が小さくて、綺麗な形にならないことがあります。


そんな時は、在庫の中からサイズが合うものを選んで組み合わせるので、

蓋とリムが微妙に色が違うものが残ってしまいました。

このチグハグに残ったリムとカバー、そして余りのケーンを使って、

3種類のプルノブを付けたトリオバスケットに仕立ててみました。

3インチは比較的小さいバスケットですので、思い立ったらサクッと作れます。


使ったプルノブは、アクリル製の貝とヒトデ、黒檀の鯨の尾です。

一目惚れして買った黒檀の鯨の尾は、小さいのに結構お値段がするので、いつまでも大事に取っておいていました。

今回、メイプルの蓋に波のような模様があったので、鯨の尾とピッタリだから使うことにしました。

普通に編むのはつまらなく感じたので、螺旋状の模様編みを施してみたら、

メイプルの白さと黒に染めたケーンのコントラストがでて綺麗です。


アクリル製の貝のプルノブは、4〜6インチ用にも使われるサイズですが、

3インチに合わせても大きすぎず、問題ないように思えます。


今回初めて使ってみたアクリル製のヒトデのプルノブは、

コロンと愛らしい形で、しかも持ちやすいので、プルノブにぴったりです。


アクリル製のプルノブは白または黒と販売されていて、

今回黒檀の鯨の尾とのコントラストで、白のアクリルを使いましたが、黒の貝、ヒトデでも良さそうです。


クラッカートレイに3個バスケットを入れて使うことは生徒さんのアイディアです。

細々したものを上手に隠せて、こうして複数個のバスケットを飾って楽しむこともできますね。

また、クラッカートレイに3インチバスケットを1個入れて、その中には箸置きを入れるなど、

すぐに真似できそうです。



ぜひ参考にしてみてくださいね。


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バスケットに関するお問い合わせは、

HPのお問い合わせフォームまたはnf@mawberries.comまでご連絡ください。

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