2020/05/07 04:21
3週間前にここから始まったインスタグラムのバトンリレーが皆さんのおかげで走り続けています。
皆さんの秘蔵っ子が見られるのと、そのバスケットにまつわるお話を読むことが、毎日の楽しみになっています。
参加してくださった方々、どうもありがとうございます。
おこもり生活になってもう1ヶ月半。
曜日はもちろん、最近は日にちの感覚も怪しくなってきました。(もう5月!)
お家時間が増えたので、今まで大事に取っておいた材料を使ったり、構想を練っていたバスケットに取り掛かっています。
考えながら作って、記録としてメモを取っているので進みは遅いのですが、ようやく一つ完成しました。
「赤ずきんちゃんのバスケット」
蓋のないバスケットで、まるで赤ずきんちゃんが持っているようなカゴ。
童話では、赤ずきんちゃんがおばあさんのところへ葡萄酒とケーキを持っていくのですが、
これにはマフィンのようなケーキとハーフボトルのぶどう酒ぐらいしか入らないかもしれませんね。
それほど難しそうに見えないバスケットですが、細かいところに手間をかけました。
例えば、木枠(リム)の下についた大小の半円のフリルスカート。
大小の半円のに合わせて、各ステーブの本数もちろん、1本毎の幅も、間隔も調整しています。
また、バスケットの中央にアクセントとして太い木が入るデザインなので、
ハンドルを挟んで左右が同じ本数になるように計算しています。
次に、バスケット部分に差し込んである長くて太めのウッドイアー。
ハンドルと一体化するようなデザインに作りました。
リムを挟み込んでいるのがポイントでリムの上でに出て、そこにハンドルが付くようになっています。
バスケット部分に差し込んでいる部分は、底のカーブに合わせて曲げて編み込んでいます。
オーク材のハンドルには、底板、リム、スカートと素材を合わせてウォールナットを貼り合わせました。
ハンドルの高さはバスケットの枠に乗るような短めの長さに調整し、ハンドルのカーブは、ただの丸ではなく、
ウッドイアーの形を意識して少し角張った形になっています。
私は、縦軸と縦軸の間を狭くしてタイトに編むのですが、
今回はデザイン上、縦軸の本数が決まっていたので、間を広く取ってザックリ編んでいます。
隙間の広いバスケットでも、縦軸が均等に挿してあれば仕上がりは綺麗で、柔らかい印象になります。
バスケットの網目から洩れる光がまるでレースのようです。
本当は、この作品は、一緒に写っているスカート付きのミニオーバルの大きいバージョンになるはずでした。
けれども、作っている途中で難しいことに挑戦したくて変更が重なり、出来上がったバスケットは違うものが完成。
これはこれで可愛いバスケットです。
おこもり生活《stay at home》期間中に完成したバスケット、いくつできるかな。
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