2020/01/31 09:17


一月も残り僅か。 

いつもなら冬ど真ん中で、庭の根雪が残っている景色を見て、寒い寒いと言っているのに、 

今年は雪が少なく、一番寒い1月なのに雪がありません。暖冬ですね。

寒がりな私には、このまま春が来てくれればと思います。


今年の5月に隔年で行なっている展示販売会を予定しています。

前回の展示販売会では、SAKURAというオリジナルバスケットやスカートのついた作品を紹介しました。

今回もNantucket Firelightのオリジナルをお披露目できる試作品作りに励んでいます。

新作の試作品を見ながら、とてもかわいいので(自画自賛かも)、

早く紹介したい気持ちでいっぱいでウズウズするのですが、完成までもう少し時間がかかりそうです。


オリジナルや新作のナンタケットバスケットを作るにおいて私が大事にしていることが一つあります。


「ナンタケットバスケット の良さを持たせながら、綺麗に作る」ということ。


ここ数年の日本ではナンタケットバスケット の知名度が上がり、

SNSでもナンタケットバスケット と検索するとたくさん出てくるようになりました。

こちらでは考えもしなかったアイディアや組み合わせがあって面白く、

日本で作られるナンタケットバスケットはどんどんと新しい技術やトレンドを吸収されようとしているのが印象的です。

刺激を受けることもあるのですが、でも、時々、「これってナンタケットバスケットって言うのかな」と思う作品もあります。


伝統工芸品というと、どうしても『変わらない』『保守的』といった印象を持たれがちですが、

ずっと変わらないところに伝統工芸品の持つ味わい深さがあって、それを無くしてはいけないと思います。

ナンタケット島で訪問する作家さんのところに行くと、やっぱり昔ながらのナンタケットバスケット を作っている人がほとんどです。

自分で作っていても、新しいデザインのものは素敵だけど、やはり木の持ち手で定番の蓋つきオーバルに落ち着きます。

時代が変化しても、ナンタケットバスケット がこの形で、この材料で作られている受け継がれているのには理由があるのかも。


5月の展示販売会では、伝統的な作品はもちろんのこと、

伝統工芸品の美しさを残した新作ナンタケットバスケット を披露したいです。


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