2020/01/01 10:21
[ This might be tough, but it's not impossible! ]
今日で2019年も終わり。
皆様にとってどのような1年でしたでしょうか。
サボり過ぎると何を書いていいのかわからなくなったホームページのブログも
この1年をであった出来事を思い出して、年末最後にちょっとだけ報告しようと書いています。
更新頻度がないブログは、お知らせばかりになってしまい、オーダー品の完成!報告とか
生徒さんの完成した作品の紹介、同じナンタケット バスケットを作る人との交流で受けた刺激や、
初心に戻り、生徒となってバスケット作家の元へ通ったクラスでの気付きなど、
書きたいことは溜まっていくばかりで、みなさんにシェアできなかった私の怠けに反省しきりです。
2019年は新しい出会いがたくさんありました。
日本だけでなく、ボストンで、ナンタケット島で、バスケットを通じて、
バスケット談義に花が咲き、時には悩みを聞いたり、毒を吐いたり(笑)、
笑って、泣いて、また会いたいなと思う出会いばかりでした。
製作のお仕事では、クラッチ、真田紐、フラットペンダント 、マーキスパース、Sakuraバスケットなど、
アクセサリー用のバスケットから蓋つき、オリジナルバスケットまで、いくつも作らせていただきました。
お客様の手元に渡ったバスケットは永く心地良く愛用してもらえていると嬉しいです。
そして、今年は自分が生徒となって習いに行く機会が何回かありました。
日本では、帰国中に参加したベネチアガラスのモザイク皿作り。
ボストンでは、友人宅で竹かご。
そしてナンタケットバスケットの作家さんを訪問して、数日間かけてバスケットを作りました。
これらの教室を通して、技術を教えてもらっている教室は「どうやって作るか」を教わる場所で、
「何を作るか」を考える場所とはちょっと違うんだな、と改めて思いました。
教わっているのはあくまで技術だから、そこから何を生み出すかというのは私次第。
でも、生み出したいものがなければ技術を教わっても何の意味もなくて、
技術がなければ、イメージが形にならないわけという逆も然り。
年の瀬に、思い出しながら深く考えてしまい、頭から蒸気が出そうです(笑)
昨今は、インスタやSNSを通して、ナンタケットバスケットがデザイン豊かなものになってきて、
特に、日本で作られているナンタケットバスケット が多彩なことに驚き、焦りも感じました。
バスケット作り17年。
型さえあれば、何とかなる形になるバスケットだから、
一人で作るようになってからは、バスケットにどうやって個性を入れてアレンジをするか、ということを常に考えてきました。
そのために、色んな手仕事、工芸、アートを見て、知って、習って、取り入れようと試みたりも。
今も、常に、作品の中で「私らしさ」はどこだろうと探り続けています。
だから、オリジナルの形のSAKURAバスケットが今年ナンタケットバスケット 美術館で展示されたことは、
私にとって、とても意義のある出来事だったのかもしれません。
2019年は、お客様からの注文品を楽しく編んで作る日もあれば、腱鞘炎が酷くて作れない日もあり、
また編み途中のバスケットを前に作る気力がなかなか湧かない……そんな日もたま〜にありました。
製作には、気持ちと体力のバランスも大事。
2020年はCreative Mindを養い、皆さまからのオーダーやメッセージを励みに、これからも心を込めて手を動かし、
2020年もより一層喜んでいただける作品を生み出していきたいと考えております。
皆様にとって新しい年が、幸多き日々となりますように。
良いお年をお迎えください。
Mikiko
Smile :-) **butterfly smily face :-)