2019/04/26 10:33
葛籠(つづら)をイメージして作った、「フタ」付きバスケットのご紹介です!
今までありそうでなかった「フタ」付きのバスケット。
このバスケットを作るきっかけは、人形町を散策していた時に見た葛籠のお店でした。
竹かごに和紙を貼り、カシュー漆を何度も塗って仕上げる葛籠は、
防虫・防腐・防水性が高く、とても丈夫なので、100年以上使うことが出来ると言われています。
そう言えば、私も、祖母が使っていた手文庫の葛籠をもらって、今でも現役で使っています。
欠けやはがれはなく、朱色の漆が落ち着いていい感じです。
葛籠のような、かぶせるフタのナンタケットバスケット はできないかと考えて、
サイズ違いのバスケットの型を使って作ったのがこのバスケットです。
ダブルワイン と同じ仕様の釘を使わない木枠を使用して、すっきりしたデザインなのもこのバスケットの特徴。
フタをかぶせた時に、ひし形の模様が見えるようにボトムには模様を入れました。
この葛籠のバスケット、茶染めの材料を使ったので、
フタを閉めると、まるでキノコような形に見えるのも可愛いです。
フタがあることによって、人目に触れる場所に置きたくないものを「隠す」ことができます。
例えば、我が家では、コースターを入れて使っていますが、
洗濯機近くで、洗濯バサミを収納してもいいし、
玄関やチェスト上などにコンパクトに飾ることができます。
フタがつくことで存在感がありそうですが、約15cmと小さめで、
シンプルだからインテリアにそっと馴染んでくれます。
フタを閉めればオブジェとして飾って楽しめるので、
模様やサイズを変えて作りたくなる、作っていても楽しいバスケットです。